国分寺探訪


1月20日朝から冷え冷えとし、今にも雪かと思わせる雲行きである。
8時20分出発予定も、例のごとくマントさんは早くから公民館で待っていた。8時10分には出発となる。下野さん8時45分予定なるも、読み深く、アパ−トに到着したら、階段を下りてきた。
 したがって安井さん宅も早め到着。ここも当然のことと玄関は開けてあった。

防府に向かうにしたがって、空の多くの部分が明るい空色である。ほっとする。
しかし、国分寺に到着してみると、やはり寒い。
本堂に流れるスピ−カ−の説明を聞くともなしに聞きながら、仏像を拝観。
檜の一木から彫られた、甲冑で身を固めた2.12mの四天王は見事である。現在このような作品を作れる芸術家はいるのだろうか?741年奈良時代に建立されたと言うが、文明が進んだとはいえ、あの時代に、既にこのような、現在では作れそうにもないものが残されていることに、深い感銘を覚える。
何時ものことながら、人間もたいして進歩してないなと思う。
 
1000年の槙の木!もっこくの木!今までに見たこともない。 1200年もよくぞ生き延びてきたものである。

毛利邸の庭も美しい。春は桜、秋は楓がよさそうである。サルスベリの枝に、末の種から成長した1mばかりの松ノ木が寄生しているのには驚いた。すごい生命力である。

秋穂道の駅でエビの焼き飯、ぜんざいを頂き、山口美術館ピカソ展を見る。天性のデッサン力から印象派の巨匠となったピカソの難解な画風をシゲシゲと鑑賞!それでも少しは理解できる気がする。
特に2,3のデッサンは私には素敵であった。線の正確にして美しく勢いのあるタッチ、対象物の表現は素晴らしい。絵画の色も、鮮やかである。見に行く計画だったので、丁度良かった。

きょうもまた、素敵な記憶を加えることが出来た。感謝する。